海外移住にオススメの銀行口座を紹介!

海外移住

こんにちは!おのゆ(@onoyulife)です。

海外移住時に気になるコトの一つ、日本の銀行口座。

おのゆ
おのゆ

一時帰国や、生活資金の送金のため、口座は維持しておきたいですよね。

実は、海外移住して日本の「非居住者」となった場合
多くの銀行で、取引に制限がかかるか、口座を解約する必要があるんです、、、!

おのゆ
おのゆ

ほっといても問題ないと勝手に思ってましたが、
そんなことはありませんでした。。。

そこで、僕が情報収集して、最終的に開設したオススメの銀行を紹介します。

  • 海外移住準備を始めようとしている
  • 海外移住時にオススメの銀行口座を知りたい

という方の参考になれば幸いです。

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日本における「非居住者」の定義

銀行の話に入る前に、
理解しておくべき重要なポイントがあります。

それは、日本における「居住者」と「非居住者」の区分。

おのゆ
おのゆ

各銀行も、口座の維持可否を「居住者」と「非居住者」で区別しています。

この区分は各国それぞれ定義されているのですが、
日本においては、下記の通りに定義されています。

「居住者」とは、国内に「住所」を有し、または、現在まで引き続き1年以上「居所」を有する個人をいい、「居住者」以外の個人を「非居住者」と規定しています。

No.2875 居住者と非居住者の区分

1年以上日本国内に住所を有するか否か」というのがポイント。
整理するとこのようになります。

1年以上海外に住む予定がある
→「非居住者」となるので、既存口座の非居住者向けサービスを確認する必要あり

1年以上海外に住む予定がない
→「居住者」となるので、既存口座を維持できる

おのゆ
おのゆ

自分は「非居住者」と「居住者」どちらになるのか、
確認した上で準備を始めましょう!

各銀行の「非居住者」に対する対応

主な銀行の、「非居住者」に対する対応をまとめました。

銀行維持可否備考
三菱UFJ銀行可能グローバルダイレクトサービスに申し込めば維持可能
三井住友銀行可能SMBCダイレクト・グローバルサービスに申し込めば維持可能
みずほ銀行可能みずほダイレクトを契約済みの場合のみ、
海外勤務者向け日本国内送金サービスが利用可能
ゆうちょ銀行原則不可原則解約だが、非居住者の届けの手続きを行い、
利用代理人を届ければ維持可能
SMBC
信託銀行
可能海外への住所変更手続きをすれば維持可能
横浜銀行不可非居住者は維持不可
りそな銀行可能非居住者円預金サービスに申し込めば維持可能
新生銀行原則不可非居住者は原則口座解約だが、
満期日が到来していない金融商品がある等事情がある場合、
取引制限の下、例外的に維持することも可能
ソニー銀行可能海外への住所変更手続きをすれば維持可能
楽天銀行不可非居住者は維持不可
PayPay銀行不可非居住者は維持不可
イオン銀行不可非居住者は維持不可
セブン銀行不可非居住者は維持不可
住友SBI
ネット銀行
不可非居住者は維持不可

メガバンクは非居住者向けのサービスを提供していますが、
ネット銀行はほとんど口座の維持が不可となっています。

おのゆ
おのゆ

まずは、自分が利用している銀行の、
非居住者向けサービスを提供有無を確認することをオススメします!

非居住者向けのサービス比較

非居住者向けサービスを提供する銀行の間でも、サービス内容や手数料に差があります。

今回は、海外移住後に使う頻度が高そうな項目で比較をしました。

2022年11月18日追記:
ソニー銀行について、
「2022年12月中旬以降に、非居住者向けのサービスを変更する」との連絡がありました。
詳細は改めて案内するとのことですが、改悪となりそうです。。

【主な変更予定内容】
・オンラインバンキングまたはアプリでの振り込みが不可
・振り込みは郵送・メール等で依頼する形に
・振り込み完了後に数営業日程度かかる場合あり
・新たに設定される手数料が適用


詳細が案内され次第、こちらの記事も更新予定です。
そのため本記事のソニー銀行に関する情報は、2022年11月18日時点の情報としてご理解頂いた上で、お読みください。

2023年3月3日追記:
ソニー銀行の非居住者向けサービス内容変更を反映しました。

2024年3月26日追記:
ソニー銀行の非居住者向けサービス内容変更を反映しました。

サービス概要比較

銀行維持
手数料
オンライン
バンキング
国内
送金
海外
送金
海外ATM
利用
備考
三菱UFJ
銀行
月額300円○※※振込先の事前登録不要
三井住友
銀行
月額220円○※事前にサービス申し込みと、
送金先登録が必要
みずほ
銀行
無料△※※店舗での受付のみ
SMBC
信託銀行
月額2,200円
※1
○※2○※2※1:一定の条件を満たせば無料
※2:事前に送金先を登録する必要あり
りそな
銀行
無料円預金のみ可能
ソニー
銀行
無料○※※:振込先の事前登録不要
※海外ATM利用可能の銀行は、別途国際キャッシュカード/デビットカードの申し込みが必要です。

サービス内容で考えるならば、
三菱UFJ銀行のグローバルダイレクトサービスが一番充実しています。

海外送金時に事前の振込先登録が不要なので、急ぎの時は助かりますね。

口座維持手数料が無料の銀行ならば、ソニー銀行でしょうか。

振り込み手数料比較

使う頻度が高いであろう、オンラインバンキングからの振り込み手数料について比較しました。

銀行によっては、非居住者専用の通常より高い手数料を設けていることがあるので、要チェックです。

なお、下記に記載している手数料はすべて他行宛の場合です。自行宛については、各公式サイトを確認してください。

銀行国内他行宛振込
手数料
海外他行宛振込
手数料
三菱UFJ
銀行
3万円未満:154円
3万円以上:220円

外貨建て:5,000円
円建て・3万円未満:700円
円建て・3万円以上:540円
※外貨預金から外貨建で送金の場合、追加で送金金額の1/20%
三井住友
銀行
3万円未満:600円
3万円以上:800円
事前受付:3,000円
当日受付:3,500円
みずほ
銀行
3万円未満:137円
3万円以上:291円
オンラインバンキング経由では振込不可
SMBC
信託銀行
264円3,500円
ソニー
銀行
110円利用不可
※上記手数料は、1件あたりの金額

海外送金手数料の問題は、Wiseで解決!

比較表でお分かり頂けたかと思いますが、
銀行が提供する海外送金サービスは、手数料が非常に高いです。。

上記の送金手数料だけでなく、為替手数料等、追加で手数料が上乗せされます。

この問題を解決してくれるのが、オンライン海外送金サービスのWiseです。

Wiseを使えば、
銀行から海外送金するよりも手数料が安く抑えられるので、実際の為替レートに近いレートで送金ができます。

しかも手続きはアプリでスピーディーに完結。海外移住者には必須のサービスかと思います。

送金方法は、自分の口座からWise所定の日本国内の口座に送金する形なので、

Wiseをメインで使うのであれば、海外送金よりも手数料が安い、国内送金のみで完結することができます。

詳しい仕組みについては、こちらの公式動画を見てみてください。

おのゆ
おのゆ

何度も利用していますが、本当に便利です!

Wiseへは、こちらから登録できます!

海外移住する非居住者向けにオススメの銀行

SMBC信託銀行:条件を満たせば口座維持手数料無料

こんな方に特にオススメ
  • 口座維持手数料をかけたくない
  • 海外送金はWiseを使う

1年以上海外に居住する場合、生活で使用するのは主に現地の銀行口座になるかと思います。

日本の資金を保管しておくためだけに毎月口座維持手数料を払うのは、ちょっと嫌ですよね。。

おのゆ
おのゆ

日本の銀行は預金金利が低いので、
口座維持手数料だけで預金が減っていくという可能性も。。。

サービスは充実しているものの、口座維持手数料の月額2,200円がネックなSMBC信託銀行。

しかし下記の条件を満たせば、口座維持手数料が無料になります

前月※の月間平均総取引残高の外貨部分が20万円相当額以上

前月※の月間平均総取引残高が50万円相当額以上

前月※末時点でローン商品のお借入れがあること(プレスティア マルチマネークレジットは除く)

前月※最終営業日の当行所定の時点でプレスティア マルチマネークレジットのお借入があること

前月※25日(25日が土・日・祝休日の場合は前営業日)時点でSMBC信託銀行の提携クレジットカードの会員であること

外貨積立サービスの初回引落しがあった月の翌月以降、一定の積立がされていること

※新規口座開設月および開設翌月が前月にあたる場合は、上記条件にかかわらず無料です。

手数料について

こちらの条件を満たすことができるのであれば、口座維持手数料無料で充実したサービスを利用することができます。

オンラインバンキングから海外送金も可能なので、Wiseが使えない場合のバックアップとしても利用できます。

注意すべき点として、SMBC信託銀行には、海外移住後は、事前に登録した口座にのみ振込可能という制限があります
登録には郵送または店頭での手続きが必要になります。
そのため、移住前にWise口座を振込先登録しておくことを推奨します。

おのゆ
おのゆ

他にも、為替手数料無料で外貨両替ができる外貨積立サービス等、
海外在住者向けサポートが充実していているので、優先的に開設しておくことをオススメします!

三菱UFJ銀行:充実したサービス

こんな方に特にオススメ
  • 口座維持手数料がかかっても問題ない
  • Wiseを使用するつもりがない
  • 不特定多数の口座に海外送金する予定がある

口座維持手数料が毎月かかりますが、サービスが充実しているのが三菱UFJ銀行。

特に海外送金の場合の振込先事前登録が不要なので、

Wiseを使用する予定がなく、不特定多数の口座に海外送金する予定がある方には特にオススメです!

ソニー銀行:サブ用で口座維持手数料無料の口座を

メインの銀行が、障害やサービス変更等で使えなくなったときの為に、
口座維持手数料が無料の銀行口座をもう一つ開設しておくことを強くオススメします

おのゆ
おのゆ

僕は、当初サービスが充実していたソニー銀行をメイン口座、SMBCをサブ口座として準備しました。

しかし移住後、ソニー銀行による2回のサービス変更(改悪→改善)があり振り回されました。。

2023年3月サービス変更:
国内振込手数料を1000円に値上げ&オンラインバンキング経由の送金不可に
2024年3月サービス再変更:
国内振込手数料を110円に値下げ&オンラインバンキング経由の送金可能に

改悪されていた期間は、SMBCを活用していました。
2つ開設しておいて本当に良かったです。。!

口座維持手数料が無料の銀行の中でも、国内振込手数料が安いソニー銀行が良さそうです。
Wiseを利用すれば、海外送金も可能です。

もしサブ用でも口座維持手数料がかかっても問題ないという方は、
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、SMBC信託銀行のいずれかをオススメします。

おわりに

今回は、海外移住時にオススメの銀行口座を紹介しました。

口座の解約や、新規開設の手続きには時間と手間がかかります。

おのゆ
おのゆ

早めに情報収集をして、自分の利用目的に合った銀行の選択をしたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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