こんにちは!おのゆ(@onoyulife)です。
今回は、ウソのようなホントのニュースをご紹介したいと思います。笑
それがこちら(英文)↓
TAT(タイ政府観光庁)が、
“アメージングタイランドメタバース:アメージングドリアン”プロジェクトをローンチ
……????
一瞬フェイクニュースかと疑いましたがw
政府系機関である、タイ政府観光庁からリリースされているので、本当に実在するようです。
プロジェクトの概要
目的は?
海外のドリアンファンや、仮想通貨愛好家をターゲットとする、
新時代のデジタル技術を活用したタイの新たな観光振興政策の1つだそうです。
2022年4月のプロジェクト発表時点で、
すでにチャンタブリー県やラヨーン県等のドリアン農園が参加しているとのこと。
何ができるの?
こちらの動画で、デモを交えた詳細の説明がされています。(英語字幕あり)
ユーザーは自分のアバターを作成して、メタバース内のドリアン農家を訪問できます。
メタバース内に用意されたゲームをプレイすることで、現実の観光で使用できるトークンを獲得することも可能。
また、オリジナルのNFTコレクションも販売されています。
VRゴーグルは不要で、ブラウザからアクセスできるようです。
僕が見た限り、現時点ではタイ語表示のみなので、外国人向けにはこれから拡大していくのかもしれません。
我ながら、なぜドリアン?観光大国タイならもっと他にあるんじゃね??
と思ってしまったのですが、、笑
それだけドリアンが、国レベルで観光資源として期待されているということなのでしょうね、、!
ドリアン×メタバースは、「あり」?
ここからは僕の感想です。
ドリアン×メタバース、「あり」だと思います。
理由は、現実世界の新たな観光産業創出につながるから。
タイでドリアンの生産が盛んな地域は、
メジャーな観光地が少なく外国人観光客がほとんど訪れない、タイ東部が中心。
観光地がないため、玄関口バンコクからのアクセスや、現地の観光インフラが充実していないので、
いくらドリアンファンとしても訪れるのは大変でしょう。
メタバースなら、
タイに行かずともドリアン農園を訪ねることができるし、
生産者と直接コミュニケーションを取ることも可能になります。
そうすれば、
より深く知るため、現地を訪れたい!というドリアンファンが増えることが期待できます。
個人的には、
みたいなことが実現すれば、とても面白なーと思います。
ドリアンファン達が現地を訪れるようになれば、
ホテル、レストラン、ツアーなどの観光インフラが整い、ドリアン農家訪問がタイ観光の新たな選択肢になるかもしれません!
また、ドリアン以外のタイコンテンツも増えれば、
他のコンテンツに興味を持って流入したユーザーが、新たにドリアンに興味を持ってくれるかもしれません。
懸念点の一つとしては、農園側のITリテラシーでしょうか。
- そもそも「メタバースとは何ぞや」ということを知ってもらい、、
- 農作業の時間を削って参加するメリットを理解してもらい、、、
- そして、実際に行動してもらう、、、、
タイのドリアン農家の平均年齢は約50歳。プロジェクト拡大には相当な労力がかかると思います。
現実世界の観光との相乗効果を狙うのであれば、現地の農家との連携は不可欠。
既に進んでいるのかもしれませんが、タイ政府観光庁の下、じっくりと丁寧にサポートしていってほしいなと思います。
最新技術と伝統産業の融合、とても興味深いです。
持ち前の若さを活かして、今後もフォローしていきたいと思います!笑