こんにちは!おのゆです。
ドリアンを食べない日本人でもナゼか知っている
という話。
日本だけでなく、
タイやマレーシアなどの東南アジアでも、同じように信じられているようです。
今回は、その真偽について徹底調査しました!
結論
ドリアンとアルコールを一緒に食べることで、必ず死ぬことはない。
しかし、体調不良を引き起こし、最悪の場合死に至る危険がある。
そのため、一緒に摂取することは推奨しない。
これが僕の結論です。
以下、根拠をご紹介していきます。
科学的見解
タイ保健省による見解をご紹介します。
アルコール分解が阻害され、体調不良を引き起こす
アルコールは、以下のようなプロセスで分解されます。
- ADH(アルコール脱水素酵素)などによって、アルコール→アセトアルデヒドに分解
- ALDH(アルデヒド脱水素酵素)によって、アセトアルデヒド→酢酸に分解
- 血液より、酢酸→水と二酸化炭素に分解
- 体外に排出
ドリアンには、硫黄化合物が多く含まれています。
硫黄化合物が、上記のプロセスの1番目でアルコールをアセトアルデヒドに分解する、
「ADLH(アルデヒド脱水素酵素)」の働きを妨げる可能性があります。
つまり、ドリアンとアルコールを同時に摂取することにより
アルコールの分解が阻害されると、体内にアセトアルデヒドが滞留します。
アセトアルデヒドが体内に滞留すると、
頭痛や発汗、めまい、動悸、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
ほとんどの場合、症状は軽いです。
しかし最悪の場合、呼吸困難や心不全による死を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
カロリー過多による脱水症状
ドリアンとアルコールは、ともにカロリーが非常に高い食品です。
ドリアンとアルコールを同時に摂取すると、
身体がカロリー過多の状態になり、血糖値を急激に上昇させ、体内温度が高くなります。
その結果、アルコールの利尿作用も相まって、脱水症状を引き起こす危険があります。
また、そのまま寝てしまった場合、身体は深刻な脱水状態になり、最悪の場合死に至る危険があります。
「果物の王様」ドリアンのカロリー等の栄養素ついては、こちらの記事で紹介しています!
死亡事例
タイでは、実際に死亡事例も報告されています。
2022年5月、タイで24歳男性がドリアンとビールを一緒に食べた後、嘔吐や動機の症状を訴えました。そのまま意識を失い、亡くなられたそうです。
実際のタイのニュースはこちら(タイ語)
ドリアン農家の見解
生産者である、ドリアン農家はどう考えているのでしょうか。
ドリアン農家の奥さんに聞いてみたところ、、、
ビールと一緒に食べるのは絶対ダメ!!昔からそのように言われてるよ。
とのことでした。
やはり、ドリアン農家も、アルコールとは一緒に食べてはいけないという認識を持っているようです。
まとめ
今回調査した都市伝説、「ドリアンとアルコールを一緒に食べると死ぬ」。
科学的見解、実例、そしてドリアン農家の見解から分かったことは、
必ず死ぬことはないが、体調不良を引き起こし、最悪の場合死に至る危険があるため、推奨はされない。
ということでした。
ドリアンの濃厚で独特な甘みは、いかにもお酒に合いそうですが、、笑
身体に悪影響が出る可能性は確かにあるので、一緒に食べないほうが良いと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!