こんにちは!おのゆです。
「果物の王様」ドリアンの主な消費国をご存知ですか?
タイやベトナムなどの東南アジアで栽培されていることは知っているものの、
主にどこの国の需要が大きいかを知っている方は少ないのではないでしょうか?
こちらの記事でもご紹介した通り、
世界最大のドリアン輸入国は、中国です。
今回は、そんなドリアン好きな中国に関する、驚きのドリアンニュースをご紹介します。
世界のドリアンを独占状態の中国
イギリスの金融機関「HSBC」のASEAN専門のエコノミストよると、
世界のドリアンの消費量は今後400%増加すると予測されています。
現在、この需要の大半を占めているのが中国。
過去2年で、世界のドリアンの91%、価格にして約60億ドル分を中国が輸入しているとのこと!
中国がほぼ世界のドリアンを独占している状態です。
見方を変えれば、中国以外の国にはまだドリアンの魅力が伝わっていないこともわかりますね。
人気になった背景
中国では、なぜここまでドリアンが人気なのでしょうか?
「果物の王様」と呼ばれるほどの高級品であるドリアン。
中国においては、裕福さの象徴としてだけでなく、
結婚式での贈り物など、贈答品として人気を集めているそうです。
ドリアンの実をそのままプレゼント!という訳ではなく、
月餅やケーキ等、加工品を贈るのが主流みたいです。
中国のドリアン需要は、2017年頃より急激に増え始めました。
その後、自由貿易協定であるRCEP(地域的な包括的経済連携)の恩恵を受けて、ドリアンの中国への輸出量は急速に増加したそうです。
中国人はみんなドリアン好き?
中国は人口が14億人あり、国土も広大な国。
いま急騰しているドリアン需要は、
・一般庶民を含めた中国全体から発生している?それとも一部のお金持ちの熱狂?
・都市部だけ?
等、色々な疑問が浮かんできます。
中国の新華社通信が、SNS「weibo」にて行ったアンケートが興味深いデータを表していました。
「ドリアンは好きですか?」という質問に対し、ユーザー1.9万人が回答しています。
その結果がこちら。
なんと、全体の約60%である1.1万人が「大好き」と回答!
「嫌い」と回答したのは、全体の約10%のみ。
残りの30%は「まあまあ」または「加工品は好き」との回答をしています。
もし日本で同様のアンケートを行うなら、
「ドリアンを見たことも食べたこともない」という選択肢を追加しないと成立しなそうです笑
このアンケート結果からわかることは、
中国人の大多数はドリアンに対し好意的な印象を持っているということ。
中国のドリアン需要は、熱狂的な一部の富裕層によって占められているわけではなく、
一般層にもドリアンの魅力が浸透している様子が伺えます。
14億人の人口があり、これだけ好意的ということは、今後も需要は増え続けそうですね!
これからもドリアン先進国である、中国のニュースからは目が離せません。
いつか日本や他の国にもブームが来ることを祈っています!